これからご紹介したいのは、現地で撮影してきた写真です。津波で壊滅的だった沿岸部の寺島地区という地域です。かりに被災地区にお住まいの方々がいらっしゃれば、どうかお許しください。


あらかじめ申し上げておきますが、こちらに画像を公開することによって、被災地区を貶めようとか小馬鹿にしようとか、そういった思惑は一切ございません。


こちらに掲載させていただく理由は次の理由からです。一つは、より多くの皆さんに震災について御認知いただきたいということ。(高飛車過ぎですね…。)二つは、この未曽有の大震災を、一生心に繋ぎ止めておくための自分なりの整理の仕方としてです。「興味本位だ」などというお叱りを受ければそこまでですけれども、何かしらの形で記憶に残さなければ、体験の共有は不可能だと思います。僕一人だけの体験としてではなく、知人、家族、その他関係するすべての人々にも同様のことを述べてきました。


そういった事情ですので、御気分をお悪くされた方は、ご覧にならないでください。



一番左は、海です。通行止めの看板が立ててありましたが、大丈夫と判断し、撮影しました。まだまだこの暗い海の中で、亡くなられた方がいると思うと、居た堪れない気持ちになります。


その次は、もう少し近づいてみた海の写真です。写るのは、恐らく決壊した堤防かと思われます。


3番目は、移動中撮影させていただいたものです。作業にお伺いした際も、こうした風景のところでした。あたりには何もありません。


一番右の写真は、沿岸地域で撮影した工場跡地か何かのようです。海水がガラスを突き破って、浸水した様子がわかります。