基本的に男でも女でも努力しない人間は嫌いだ。これから高齢化社会が深刻化するというのにみんなはそれを知らない。高齢化社会とは65歳以上の高齢者人口が総人口に対して7%を占める社会のこと。この倍の14%を超えると高齢社会になる。日本はあと24年でこうなると言われている。わずかたったの24年でだ。
 ガキの数が減れば、生産性もなくなる。日本の総人口もそのうち1億切るだろうが、そのころには今の団塊世代はもういない。だから、去年から求人倍率が少し回復したのも理由としては分かる。ただ難点は彼らが組織を抜けてしまえば、次なる技術の担い手を育成できなくなること。だから、適当に田舎暮らしやソバ打ちばっかりやってもらっていては困るわけである。若手が育たない国家に未来はありますか?あなた方に私は問う。社会を下支えする仕組みも変化するし、労働環境も変化する。生産性を失えばものは売れなくなるし、雇用の機会も減る。金を使わないと経済は元気にならない。
 日本人は総じて貯蓄に熱心な国民だが、アメリカは金を使うことが美徳とされる。そうだ。使わないと早い話が元気にならないのだ。アメリカは景気刺激策としてパッケージをいくつか発表している。税金をカットしてもっともっとお金を使ってもらいましょう、というわけだ。金持ちはどんどん使う。そして仕事をしなくなる。そうすれば貧乏になって、、と同じことを繰り返す。金は天下の回り物とよく言うがアメリカはまさしくその名にふさわしい国家のように思う。消費文化はアメリカがリードする。これからもリードする。