自分で自分のことがわからなくなる時は誰にでもあることと思う。そんな時に身近な他者がいれば、どんなに安らぐだろう?大学に入り直したら、バンドのサークル入って、好きなことしたい。俺、今まで自分を殺して生きてきたから、少しの間はおおっぴらでもいいと思う。そういう時期が欲しいよ。本当に。だって、このまま社会に入っちゃうことも、勿論ありだけど、そしたら余計に仲間作りの輪の中には入りづらくなると思う。入りづらい、というのは間違いで、自分で見つけていかないといかない。思いつきで選べないのだ。
 啄木に、「わがこころ けふもひそかに泣かんむとす 友みな己が道をあゆめり」とあるけれど、今の心境そのままだ。でも今の自分にとってこの詩は、新たな決意を与えてくれる詩になりつつある。「泣かむとし」ていたのは昨日までの自分だ。そうした意味この詩は否定的心情を綴ったものではない。むしろスタートラインの詩にしたい…。必死で変わろうとしているからこそ、この詩の持つ意味が分かる気がする。
 そういえば、田舎のいとこの兄ちゃんが今秋結婚すると聞いた。残念ながら、忙しいのでいけないが、心からおめでとうと言いたい。