今回は新聞記事にはごくありがちな麻薬関連のもの。


 from the washington post


 3月中旬、メキシコのJuarezの米国領事館で働く妻とエルパソの郡保安官などを務める夫の二人が、2台の追跡車両に狙撃され殺害された事件で、捜査に当たっていた麻薬取締局は「Operation Knockdown」と呼ばれる関連機関が、ギャングの一団であるbarrio aztecaの情報を収集した。5日間で363人に事情聴取し、うち200人はギャングメンバーもしくはその仲間。26人を重罪で逮捕した。


 逮捕者の中には領事館夫妻の殺害に関与したRicardo Valles氏も含まれていた。Valles氏はエルパソのLos Fatherlessというストリートギャングのメンバーで、95年麻薬関連の罪で8つの米連邦刑務所で12年間服役した。その後、釈放されてからはメキシコに国外追放され、aztecasのもとで働いていた。



…こういう記事は今まで幾度となくみてきた。メキシコの麻薬組織がらみの抗争や、国境警備官との対立、地元住民らとの争い。以前日本のメディアでも取り上げられていたが、米国の一部の州ではマリファナを合法にするかどうかでもめている。そういった薬が何度追い返しても米国内に入ってくるため、苦肉の策として合法化してしまえば、誰も手だししなくなるだろうとの思惑があるのかもしれない。さしずめメキシコにおける麻薬組織全般の問題は、日本の暴力団のイメージに近い感じがする。

 全然関係ないが、政界ではやたら新党結成と騒ぎ立てている。大きな政党から有力者が抜け出て、抜票の分散を狙っているのだろうと思うが、今の自民党がそれやっても意味ないだろう。逆仕分けとはよく考えたもんだ。二番煎じはだめ。