今日はゴールデンウィーク最後ということで、ここ何日か溜まった分をやります。


 from associated press


 若者の聖職者を集めるため、フランスのローマンカソリック教会のある牧師は、フェースブックを活用している。これは減少を続ける牧師の任命に歯止めをかけ、若者を引き付けるため、先月からカトリック教会が開始したキャンペーンの一つで、フランスの今日の牧師の数は、75年の4万2千人から、2万4千人にまで減少している。教区に入るカトリック信者の数も99年の116名から09年には89人となった。


 このキャンペーンは全国規模で4月20日から5月5日まで続けられる。キャンペーンのもう一つの目的はドイツ、米国、ブラジルなどのカトリック牧師による性的虐待疑惑の払拭させる向きもある。フランス人口の64%ないしは6500万人の居住者のうち、4160万人がカトリック教徒であると認識しており、毎週教会に向かう人は200万人ほどしかいないという。


 
 from the washigton post


 来週、米国に訪問予定のアフガンのカルザイ大統領は武装勢力との交渉であるカブールの和平評議会に対するオバマ大統領の支持を勝ち取りたい構えだ。同評議会に提出されるアフガニスタン和平・再統合案(ここは直訳です)は、政治決着の重要性は述べているものの、そのための工程表は一切書かれていない。
 
 
 他方、カルザイ大統領のもとでは、国会議員や軍高官らを含めた「ハイレベルの和平評議会」が武装勢力との和解と再統合のために設けられる。この評議会では閣僚級の最高行政長官から立候補した新たな長官がNATOや国連との調整などの責任を有する。



 from la times


 中国の内陸地域で不動産購入熱が高まりを見せている。Heifei市の平均住宅価値は昨年50%も上昇した。Heifei市はAnhui省の省都でシティセンターを壊し、数多くの住民に新築住宅を建設している。同市に暮らす人の平均年間収入は2千ドルで、裕福とはいえない。観光客もほとんどいない。建設の目的の一つは、地元職員が賃貸借や開発費で収入を得、中央政府による成長目標に合わせるためだという。

 
 Binhu Century Cityの新規開発で210棟近くのアパートが増設され、来年完成すれば8万人の人が住み、430万平方フィートものショッピングセンターができる。


 他方、中国政府は市場を落ち着かせる政策に乗り出している。4月に入り、議員らは第二の住宅を購入するものに特金の支払い要件を課し、銀行にたいしては投資家に資金を貸し出すのを制限する新たな権利を与えた。さらに資本利得や月額の住宅税の賦課も検討対象となっている。



…フランス、アフガン、中国と取り上げてみた。とりわけフランスを含む欧州諸国はイスラム教徒のモスクを建設するかどうかで随分もめていた。宗教衣装であるブルカの着用をめぐるトルコ、ドイツなどの国のちょっとした内紛もおなじみのニュースではないか。今回はカトリック教会だったが、イタリアでもローマ法王youtubeで広報活動みたいなことをしているのは有名。


 アフガニスタンでは2011年夏に米軍完全撤退が決定しているだけに、今回の訪米と突き合わせてみれば、慎重になって当然だろう。守ってくれる人がいなくなるわけだから、その後のことを相談するのは当然。個人的にはNATOや国連部隊が一部駐留すればそれでいいと思っている。当地の選挙のイザコザに、米国がわざわざ介入するのもおかしいと思う。民主化のプロセスを教えているだけであって、実行するのは国の努力だから。


 それから中国。5月に入り、上海万博が開幕した。日本も参加するらしいが、詳しいことは知らない。とにかく上海万博は今回が初めてではなく、明治時代にある中国の有名人がパリ万国博覧会を目の当たりにし、それから何回か実施されていたようである。これも国威発揚のための行為か。ハイチ大地震の際の早急な援助部隊の送り込み、人工衛星の打ち上げなど中国の対応の機敏さには目を見張るものがある。軍事および技術力で世界を牽引したいという狙いが見え隠れする。



…さて、ゴールデンウィークは何をしたかというと、なるべく遠出は避けて服を買いに行ったりしていた。この暑いのに、どこにいってもごみごみしているのは目に見えているから。暑いのと人混みが大嫌いな俺は、傍から見ればつまらない過ごし方をしたかもしれない。