今日はイタリアのお味噌汁、ミネストローネを作ってみた。ホールトマトにオニオン、人参、ピーマン、ベーコンを加えて、弱火でコトコトして、出来上がり。超簡単。隠し味に東丸のうどんスープを入れてみた。案外簡単じゃん。我ながらおいしかった。


 そういえば、今まで従妹にはほとんど会う機会がなかった。彼女のほかにもう一人、妹がいるのだがその子と僕とが同い年。一番残念なのは、男同士の従兄だと連絡を取り合うことができても、相手が女性の場合、お嫁に行けば、それっきり。うちはたまたま離れた所に住んでいるから、もう会う機会がないのだ。


 タイムズほか


 ベネズエラコロンビア革命軍を支援しているとして新たな非難を浴びている。同国はFARCやスペインの分離グループに、バスク地方北部からの独立を勝ち得るべく、暗殺行為を行うのをETAなどに軍事訓練を容易に行っている。

 この証拠はマドリッドの国際裁判所の裁判官Valesco氏やFARCETAの数十名の構成員らが提出した。スペイン当局は、ベネズエラに対し、被告人の身柄を引き渡すよう望んでいるが、チャベツ大統領は逮捕状に何ら反応も示していない。米議会はベネズエラがイラン、スーダンベラルーシなど破壊活動を行う国家や組織などと緊密な関係を築き、急進化を増すのではないかと懸念している。


…とにかくこの国は、資源は潤沢でも、国家による国民にたいする統制が厳しく、電力もまともに供給されていない。さらに原油価格が高騰した時もベネズエラ経済をスタグフレーションに陥らせた。メディアの規制を国が認めるかどうかというのも深刻な問題。来日した際、外資を増やし、液化天然ガス事業で連携を深めたいなどと申しておられた。


 全然話が変わるが、タイの反政府デモについて。今回は一応、政府が直接介入するかたちで、事態の収拾を図るつもりらしい。資産凍結と国外追放の憂き目にあうタクシン元首相が、即刻政治手腕を発揮する日は近くはないと思う。たしかに、隣国コロンビアを訪問し、大統領職復帰への協力を呼び掛けるなど、積極的ではある。この構図は南米ホンジュラスでも同じことだ。セラヤ大統領は、軍事政権に乗っ取られ、復職のめどは付いていない。いまだにブラジル大使館にいると思う。イデオロギーの移動で、一国のトップが国外を追いやられるまでに至るという点では、共通している。違うのは、その発端だ。

 タイの場合、ああいう大規模なデモの予兆は、08年頃の原油価格高騰の時期ではないか?一方、左翼のセラヤ大統領の場合、国民投票などでは、復職を推す声が強いものの、軍事圧力が強いため、強権を振るわれるともろい体制だ。タイでは、タクシン元首相の支持者の大半は、貧しい北部地域に暮らす貧困層だ。都市部の開拓的な富裕層は、アピシット政権を支持している。

 ミャンマーでは、スーチー氏の党が解党に追い込まれるまでに至った。政党登録法だのというくだらない法律のために、思想犯扱いされた彼女は、とうとう選挙戦にも出れなくなった。もともと今の自宅軟禁は、彼女の自宅にまでやってきた熱烈なスーチー支持派の米国人がために延長されているのだ。つまり民主主義が成立しえない国など、世界中にはいくらでもあるということだ。

 一応言わせてもらうと、日本は民主主義の国ではないと思っている。この国は、上辺では個人の権利を尊重しておきながら、全体的な幸福を満たそうとする傾向がある。これは、おかしい。選挙だの、政治参加だの、信教の自由だの、職業選択の自由だのと謳っておきながら、格差もあれば汚職も詐欺も脱税もある。生まれたときに格差がついてしまうのはしょうがないにしても、その後頑張った人がいくら頑張っても実りのない人生を送っているような世の中が、はたして幸せといえるのか?期せずしていると、すぐ隣にはファーストフードやゲーム機があって、我々には簡単に逃げ道が与えられている。苦労せずに簡単に手に入るものが多すぎるのだ。その結果、苦労せずに与えられたものはすべてで満足する「自称中間層」が大量に生まれたのだ。デモすら起こす元気もない、気の抜けた炭酸コーラのような国民になってしまったのはこの呪文のような言葉だ。「中間層」