今週はめまぐるしく忙しくて、更新どころではなかった。とにかく大学に入ると、宿題と授業について行くのが精いっぱいで、新聞を読む時間も半減している。けれども、昼休みや暇な時間を見つけては、シコシコと読み続けているのだ。


 今週は、沖縄普天間基地問題で移転先が辺野古に決定し、社民党がそのサインに渋っているというニュース、韓国哨戒船沈没事故で、北朝鮮にたいする本格的な制裁決議の検討に入ったというニュース、4月末に発生したメキシコ湾岸の重油漏れ事故で、漏れの程度が激しく、ほぼ進展がみられていないというニュース、リビアカダフィー大佐の皇位継承に3人の息子が台頭しているというニュース、ナイル川の河川の共有に関して、ほかのアフリカ諸国を交えた新たな協定が結ばれ、アフリカ各国にたいする水供給の割り当てが決められたというニュースなどがあった。


 テストもあったりで、その準備に追われていた。でも前からの早起きは継続している。いろんな意味で、早起きは身を助けると思う。第一、頭がクリアな時にしか新鮮な情報は入ってこないし、学校から帰ってきてまで、わざわざ読む気は起らない。電車の中では座ってようが立ってようが毎日読んでいる。一度習慣になってしまえば、毎日読まないと気が済まないのだ。

 日本の大学に通っていてつくづく思うのだが、新聞も読まないような奴は、社会に出ても問題意識の低いまま、生きていくんだなと思う。単に本だけ読みまくればいい、というもんじゃない。実際、結論を導く多くのデータなり数字がどれだけ本物なのか疑わしいから、ものすごいバイアスが存在する。危険ですらある。しかも最近の本は、一人だけの著者が勝手な引用を交えて都合のいいように解釈したものが多いからだ。言いたいことは引用の先にある。反面、新聞は違う。新聞は多少のバイアスこそあれ、常に賛否両論の立場で、系統的に書かれたものが多いから、読む価値がある。人間を創造したのは、キリストという造物主かダーウィンの進化論以降かという議論を聞いたことがある人なら判ると思うが、アメリカという国にもバイアスはある。そのバイアスが政党の行く末をも左右する、そんな国だ。新聞は一部のメディアを除けば、割合に中立を意識している。