毎日バイトが忙しくて、なかなかこのブログを更新できない。バイトで一番ムカつくのは、こっちは汗だくでやってるのに、ふと横を見たらベラベラ暇そうにしゃべくり合う男女を見たとき。胸ぐらをつかんで「お前ら帰れ」とも言えないので、まさに諦観の境地で、淡々と仕事をこなしている。明日行けば、次の日は休みで飲み会にも行ける。こないだは風邪をこじらして、どうしても行けなかったクラス会だ。

 今回、こうして行くようになったのは、社会勉強が大半を占める。まさに「遅ればせながら」だが、始めるのに遅すぎることなどないと思っている者からすれば、好調なスタートといえるだろう。家に帰れば、生け作りにされかけたまな板の上の鯛同然の、息つく間もなき状態と化すわけだ。さて、ここから以下はEU関連のニュースを中心にダイジェスト形式を採りたいと思う。

 最近気になったニュースといえば、EU、とりわけスペインの経済がご多分にもれず好調でないというニュース。PIGSに含まれる財政破たん国の一つとして、今後どのような経済運営をするのか気になる。たしかEU諸国で最も高い失業率を誇る国であるはずだ。それから英国は、自国の皇室経費を大幅に抑え、国家再建の布石にしたいとしている。フランスではサルコジ大統領が、贈収賄事件に絡んで大きなスキャンダルに巻き込まれている。ロシアでは、脳の冷凍保存技術の進行が目覚ましいという。一方、詐欺だと公然と非難する声も強い。などなど


 英字新聞で気をつけるべきことが分かった。話自体は誰でも読めても、その事実の実証能力が乏しいことだ。すなわち、その記事にどれだけの確かさを織り交ぜて、毎回取り上げているのかということ。英字新聞の場合、それがしばしば曖昧な態度を採ることがあり、その検証自体が非常に難しい。たとえば、韓国の研究者グループが、「携帯電話を使いすぎると、ガンになる」という研究成果を発表したとする。果たして皆が一斉に信じるかどうか、真剣に考えてほしい。実際にガンになった人がいたとしても、それは研究成果のほんの一握りにしか過ぎないかもしれず、誰が言ったのかの「犯人探し」がしにくくなる。
 私的に言わせてもらうと、映画アバターで、必死で観ていて、ショック死した人間がいるとやっていたが、これも可笑しいと思う。一度そうやって言われたら、映画業界は空前の赤字を経験することになり、大きな風評被害となる。これがパイナップルやナスビ、ピーマンなどの食品だったら、もっともっとえらいことになる。農家はおろか、トラック業者、卸売業者、スーパーなどの量販店、消費者まで影響が及ぶ。以上メディアの明暗部分のひとつでした。