今日はパスポートを新しくこしらえる為にまずは最寄りの市役所へ。パスポートの申請用紙を受け取り、写真屋で頼んでおいた分の写真を取りに向かう。現住所と本籍が違うので(たいていの場合はそうかと思うが)電車を乗り継ぎ、もう一件の市役所へ。途中、駅前の喫茶店に入る。そこで書類の記載を一通り済ませた。コーヒーは生ぬるくなっていた。そのお次は府内のパスポートセンターへ。中の時計で2時半過ぎになっていたことを確認する。思ったよりスムーズにことは運んだ。あとは番号の呼び出しを待つだけだ。
しかし
 免許の更新の時もそうだが、ああいうところはいつ行っても混み合う。なぜあんなにも多くの人が平日にもかかわらず、ひっきりなしにやってくるのか?今朝、目が覚めて突然わっと思い出したようにやってくる人、今日一日の予定のためにイベント的にやってくる人、さまざまだと思う。どっちにせよ、あそこに今日集まった人間は同じ空間で同じ機械的な時間を過ごした。あの一連の作業が社会に所属する人間にとって、今どういう立場(あるいは職種)にいるのかによって自然に決まっていく。これが長いと感じる人もいればとんでもなく短いと感じる人もいる。
 俺にとっては長い一日だった。ビジネマンなら当たり前だが日常あんなに電車で行ったり来たりすることはないからだ。もう少し暖かくなってからヨーロッパ一周の貧乏旅でも行ってこようかと思う。