今日は、偶然用事で京都へ行くことができた。まず八幡市で下車した。桜はすっかり見頃を迎え、カップルや家族連れで賑わいを見せた。桜並木へ向かう行列は駅のホームから連綿と続いていた。俺も何気にそれに加わった。桜並木は全長1キロ半弱で、木々に止まり囀るウグイス、人々の盛り上がる歓声をムードに桜並木は続く。右手には大きな池が広がり、下まで降りると新幹線が駆け抜けていくのが見えた。
 その後は、各停の出町柳行に乗り、伏見稲荷へ。踏切を超え、奥まった道路の両脇に民芸品のようなお店や、焼き栗のお店が並ぶ。目の前には大きな鳥居があり、石段を登ると広い境内に出て、その境内を挟んで左右におみくじの社務所がある。もうひとつ奥には同じような作りかそれより小ぶりの境内がある。左手に小さな赤い門があり、くぐり抜けるとさらにそれが上部へと続いていた。さすがに疲れたので中間地点で歩みを止め、茶店に立ち寄った。そこでキツネそばとコーラを頼んだ。950円は少し高いと感じたが、束の間の休息を得た。帰りが遅いと困るので、そのまま帰った。伏見稲荷を出たのは2時ぐらいだった。
 だいたい息抜きのやり方がわかってきた。塞ぎ込む雰囲気も、場所を変えることでだいぶリラックスできる。美しいものや珍しいものに触れることで、心洗われる日だった。