5日の大安には高野山に行った。新緑が見頃で、写真も撮った。何と言っても高野山は宿坊が多い。ある宿坊では大阪女学院のバトン部の一行様と書かれた立板が備えてあった。まずは、奥の院へ行った。そこには往年の地方の大名らの立派な墓があり、家康次男で有名な結城秀康や、豊臣秀吉伊達政宗ら堂々たる名を連ねていた。途中、真言宗の檀家だか巡行に勤しむケサ姿の面々とすれ違った。奥の院は約1キロほど続いていた。
 土産物屋で頼まれたごま豆腐を買う。しばらく進んで、真言宗の総本山に行く。この頃から雲行きは怪しくなり始めると、正午をむかえた。昼を取ろうと思ったが手持ち資金が無く、やめいた。本堂に入って、tea service の文字。大した足しにはならないがお茶で一服した。またしばらくその周辺を回ってみて、それほど広くないと感じた。ただし、木々は圧倒するものがあった。木々は神社でもそうであるように守り神だから、独特の霊気を感じた。霊気といっても不気味さただようものとは違って、もっと神秘に満ちたもの、何かこう教会のカテドラルのような、全体を包み込む神聖なムードを感じた。