やっと試験も終わって、2日ほど経った。今は吹っ切れた感じで、すがすがしさでいっぱい。結果はどうあれ、頑張ってこれただけで良かった。さて、ひとまずは街に出てみた。捕らわれのない伸びやかな心持ちで、改めて出てみた。いろんなものの変化を、見過ごして来た時間を埋めるために。今はさまざまな変化に対して、一番敏感に感じ取れる状態にある。新しいことにも一番寛容である状態だ。しかし、たこ糸の糸が外れたこのように、自由には飛べない。失われた時間を取り戻すのは、時間がかかる。。身を切る寒さも、人とすれ違いざまに感じる微妙な風も、すべて敏感に感じられる。生きているとはこういうことなのか、と思った。生の動態をまさにありありと眺めることができるとは、何て自由なことなのだろう!
 今はどんな映画が流行りなのかね?昨日帰りに映画館に寄ろうと思ったけど、やめといた。そういえば、季節は秋だから、落日の紅葉もいいかもしれない。忙しくてなかなか読めなかった小説でも読もうか。本屋で立ち読みしたカラマーゾフも気になる。何だか最近、新訳モノが出たみたいで、古いほうは読んだことがあるけど、こっちのほうが遥かに読みやすいね。しばらくは緩和の時期がほしい。もちろん油断はしないが。