u-tubeでジミヘンの見たことのないライブを見た。68年だか69年にイギリスlulu showだ。voodoochile、Hey Joe、それからsunshine of your loveの三曲。恐らく映像のみでCDは発売されてないと思う。ジミヘンのレコードには短期的に発売されて、途中で販売を打ち切ったものなどCD化されてないものが多いと聞く。ましてや映像などは、めったにお目にかかれない。販売側はそういうお蔵入りになった作品を小出しにしているのだろうか。たしか、L.AやストックホルムライブコンサートはすでにCD化されている。日本でも、一時期販売されていて今年、再発売したはずだ。Larry Youngらとジャムっぽくアレンジしたやつ(Nine Universe?)は持っている。つまり、これは何を意味するのかというと欧米をフォークやハードロックで覆い尽くしていたあの当時でさえ、ジミは違ったアプローチに関心を示していたことがわかる。要するに、今のフュージョンに近い、ジャズロックの台頭はすでに始まっていた、ということだ。ほかにも、マハヴィシュヌで有名なマクラフリンも、マイルスに引き抜かれて同じようなことをやっていた。今、ジミが生きていたら、どうなっていたのか、考えただけで恐ろしい。