そもそも環境税とは何なのか?ある本に、環境税を導入したら、経済の活性化につながると大間抜けなことが書かれていた。そして環境税の税収は消費税など他の税の減税に充てろだの、温暖化対策に使えだのとあった。科学的見地を否定する気はさらさらないが、そもそも環境問題ほどあやふやで分かっていない問題はない。一般の人々が認識できる科学の知識にばらつきがあるし、ピンとこないのが現実だ。だからと言って日本がフィンランドスウェーデンなどのように税金を高くすれば、それでいいというわけでもない。北欧なんかは税率が高いために、国が大学までの面倒を見てくれるらしいが、日本にはそこまでやれる余裕もない。同じ税金でもAIGのように、がっぽり社員のボーナスに充てるような国があるくらいだ。理想は結構だが、現実はもっと汚れてどす黒い。