新型ウィルスのせいで、関西が不名誉な汚名を負わされている。こんなことがあっていいのか?観光のために関西に来た、だから感染した、どうしてくれるんだ、では言い訳は通らない。考えれば、関西には誰もが思い浮かべるイメージがあるようだ。ひったくり、O-157、それらに続いてウィルス。それは感染した本人の問題であって、関西には何の責任もない。もしそれが言い分の通らない言い訳だとすれば、やはりマスコミの情報の撹乱によるのではないか?
 一年もしてみれば、どこの家庭にも使い残されたマスクが山ほど出てきて、「こんなに必要だったのかねぇ〜」なーんて言い出すのが目に見えている。マスクで感染が防げるのならば、私もしてますよ。とりあえず、WHOで調べた限りでは、外出先でくしゃみをするときはちり紙などで口を押さえろとのこと。このくらいしか防げる手立てはなかろう。それに、感染したような人は表に出て歩かないでしょ。どれだけマスクをしたって、散らばるものは散らばるのだ。
 まるで、石油ショックとおんなじ心理だな。ありったけ買い占めて値段釣り上げて、一体どーすんの。あんな布切れ一枚で防げると知っていれば、メキシコや米国であんなにも感染者は拡大しなかったはずだ。そんな習慣がなかった?もちろん、それもあろう。現にイギリスなどヨーロッパの人間は、群衆であれ集会であれマスクなどしない。それが普通だ。だから、マスクの効能そのものを怪しんでいるわけだが。
 さて、この一週間は日本そして世界が見事に振り回された。みんなが同じ状態でないと安心できないという、人々の主張の弱さを改めて知った気がする。まさに、長いものには巻かれろ、ですな。そういうの危険よ。