N.Y.timesより。
 オバマ大統領は5月マドリッドで開催予定のEU諸国との首脳会談に参加しない意向を明らかにした。ホワイトハウス側はスケジュールの都合であり、同国訪問は大統領の協議事項ではないと伝えた。2週間前、マドリッドで開催された予備会合では、バーンズ政治問題担当国務次官、ゴードンヨーロッパ・ユーラシア担当国務次官補ら、上級高官が出席し、オバマ大統領訪問については仄めかすこともなかった。ある上級欧州高官によると、マサチューセッツ州補欠選挙における民主党候補の落選以降、大統領は欧州への外交を控えめに行うのではないかと示唆する。

 
 最近はタイトルないし文中に「play down」という表現を目が目につく。控えめに扱うなどの意味。


 米シンクタンク戦略研究国際研究所(the International Institute for Strategic Studies)の報告書「ミリタリーバランス」によると、インド、中国が防衛費を格段に引き上げたという。インドは08年のムンバイでのテロ以降、09年には21%も引き上げた。一方、中国の09年の予算は、防衛費の15%の引き上げを含む4800億元となり、これはMER(市場交換比率)の703億ドルに匹敵するとされる。だが中国の防衛予算には海外からの武器購入に充当する費用や研究、開発費用の支出は含まれておらず、数字は正確ではないとしている。また、オーストラリア、インドネシアシンガポールなども防衛費を引き上げている。