CNNより。ダライラマ14世が米国で歓迎を受けている理由について。

 CNNとオピニオンリサーチ社が18日に行った調査によると、米国人のうち56%がダライラマ14世に友好的な見方をしており、「他の主要な宗教の重要人物として同じ隣人」であると評す。同様に、ローマ法王に対しては59%が友好的。

 Pew Forumによると、ダライラマ氏を仏教徒であると考えた人は1%に満たず、チベット仏教徒であると考えた人は0.3%以下であった。名前は有名でも知られていないんですね。

 ダライラマ氏がメディアに露出する機会が増えるとともに、街中には「Free Tibet」と書かれたステッカーを車のバンパーに張り付けて走る車が増えたり、Facebookにはダライラマ氏への称賛を惜しみなく注ぐ人も現れている。


…たしかに、米国の台湾武器売却問題以降、米中関係は風当たりが強い。米国が抱える最大の問題は、中国の協力がないと、イランや北朝鮮による核開発や、気候変動問題、世界経済の底上げを図ることができないことだ。中国、ロシアが国連の追加制裁に納得していない点、中国はインドなどと並び、名だたる二酸化炭素排出国である点、昨日説明したように、今や中国は世界のマーケットになりつつある点。
 これらがオバマ大統領が「弱腰外交」と揶揄される理由だとすれば、それは間違った見方だ。決して弱腰ではない。時機をみた対応に慣れていないだけ。それに米国が武器を売却したのは、米国の考えでは、中国の軍備力強化に対応させ、軍備の均衡を図るための措置だ。
 ところでリチャード・ギア氏もチベット仏教の支持者であるのは有名。