今日は大学の説明会に行った。行きがけの電車で柳田邦男氏のエッセーを読む。早く着きすぎて、時間を持て余していた。話の内容は、交通安全とか護身術とか。少しムカつくことがありまして。終わりがけになって、隣に座っていた人が急に立ち上がって、思いっきり足踏まれた。踏んでも何もなし。何か言えよ!?こんなこと言い出したら、キリないっすけどね。


 from the washington post


 インドでは適切なIDをもたない出稼ぎ労働者は、政府が提供するサービスや金融サービスをまともに受けられない。その上、大半の人が銀行口座を持っていない。そこでインドでは生物測定学に基づいたユニークなID番号を用い、その情報をオンラインのデータベースとして蓄積させる巨大計画が進行中だ。

 
 政府は社会保障番号の「ターボチャージ版」であり、賄賂を減らし、財政的な補助を必要とする人が利用できるようになるとしている。計画の第一段階では、およそ6億人が2014年までにID番号を受け取り、全体計画は8年のうちに終了するとしている。また公金の奪取を防ぐことで、政府は年間40億ドルを節減できるという。


 データベースは銀行取引やテロリズムを助長する個人や団体の動向監視やなどにも用いられる予定。一方、批評家らはデータベースの管理でインドが市民の個人生活にスパイ行為を行うオーウェリアンな(全体主義的な)警察国家に変化してしまうとしている。


  tap into 〜を利用する


  underway 進行中で


  biometric 生物測定学


  phase〜with… 〜を…と調整させる


  foment 〜を助長させる、誘発する

 
  Orwellian オーウェリアンな、全体主義的な


…「爆走都市」でもやっていたが、今インドは交通過多。タタ自動車の格安車両のおかげで、一般の人たちにも車は手に入るようになった。日本でも車を持つことが中間層への仲間入りを果たす時代があったが、今のインドはまさにそんな感じだろう。

 でも「Orwellian」という形容詞は初めて見た。オーウェルはご存じ「動物農園」で有名なリベラル作家。全体主義的で、管理で縛る社会に警鐘を鳴らした人。