from times


昨年8月、宝石学者Campbell Bridges氏がケニア南部のボイでナイフなどで武装した複数の男に襲われ死亡した事件で、負傷したその息子と護衛が同事件の証言者となり、容疑者18名のリストを警察に提供し、うち5名が逮捕された。

 
 Bridges氏によると、地元政治家が襲撃を企てたとされる鉱山会社に資金提供を行っていると主張しているが、Mwatek副教育相らは、同事件への関与を否定している。


 Bridges氏の家族は4月、証拠書類一式を司法長官などに送り、ナイロビ市の英国高等弁務局にも複写を送付した。4月に提出されて以降、同事件の有力な目撃者であるAmos Kiamba氏の義理の娘と息子が相次いで殺害された。



 gemologist 宝石学者

 dossier 一件書類

 High Commission  高等弁務局

 hands-on 直接関与する


…アフリカは総じて治安に問題があるため(たしか南アの殺人率は中南米並み)、ギャングなどが横行するのもわかる。何せソマリアから海を越えて、イエメンの難民キャンプにたどりつく人たちが、報酬目当てに爆弾を腰に巻きつけるぐらいだからね。

 昨年12月には俺と同い年の資産家の黒人の息子が、ノースウェスト航空の爆弾未遂事件を起こした事件があったが、その彼もタリバンの指導を受けて、飛行機の操縦の仕方とか熱心に教わっていたようだ。

 ただこうしたギャングとタリバーンなどの武装組織とを分けて考えたいのは、後者の武装組織のほうが金銭的にも恵まれているということ。カネに余裕がなければ、大規模なテロなど画策できるはずもなく、他方の政府は困窮しているという実態がある。