先週土曜日、とんでもないことが起こった。週1で祖母の家に手伝いをしに行くのだが、その祖母がトイレで倒れていたのだ。

 まず、中に入ったときがヤバかった。灯油は撒き散らされてるわ、靴箱は開いたままだわ、部屋中衣類が散乱しまくって、何が何だかさっぱりわからなかった。まるで泥棒が入った後のようだったのだ。とにかく、トイレでうずくまっている祖母に大声で呼びかけた。すると、うつ伏せの状態でブツブツしゃべっていた。かなり異様な光景で、後に慌てて自宅の母に電話し、救急車を呼んだ。

 実は今年の7月ぐらいから、「家の中に誰かいる」などと言い出すようになり、認知症であることが発覚。

 とうとうここまで進んだか、という感じ。優しい人だったですけどねぇ。徐々に人格的なものが破壊されていく感じで、そう思うと悲しい。だが今は楽しい思い出しか残ってない。進行を止めることはできなくても、ある程度抑えることは薬でできるらしいから、急に死ぬことはないと思う。